2020年6月20日土曜日

私はロリコンではなかった

私はロリコンではなかった。

妻は私よりも年上だ。

私は、若い頃は、熟女の(それも素人、素人風の)エロ動画を観て、抜いていた。

今思えば、その当時でも、黒髪、地味目の人が好きというのはあったが、断じてロリコンではなかった。

だが、娘ができて、私はロリコンになってしまった。

娘は産まれたばかりのころは、(誰でもそうだろうとは思うけど)、サルみたいで、宇宙人のようで、ちっとも可愛いなんていう感情は生まれてこなかった。(※ちなみに、私は、娘の時も、息子のときも、ちゃああああんと出産に立ち会っている。)

妻が死ぬ思いで出産しているのを間近で見ているにも関わらず、産まれた子には、劇的な感情の爆発は無かった。もちろん、大変な思いをした妻に対しては、労い、「ありがとう」という感謝の言葉を述べ、妊娠のときからもそうだが、産後も、最大限、気遣った。

だが、産まれたばかりの我が子には、正直、そこまでの感動は無かったのである。これは娘のときもそうだし、息子のときもそうだった。

むしろ、困惑のほうが大きかったと記憶している。なぜ、人間の子は、こんな不完全な状態で生まれてくるのか、と。

人間以外の生き物では、産まれた瞬間から、立ち、歩き、食べるなど、生きるために必要な能力を備えているにも関わらず

霊長類最高と自負している人間は、こんなに脆弱な状態で生まれてくる、この

『不合理さ』

ここに納得いかず、困惑していたのである。

だが

何をするにも、お世話が必要な娘のお世話をするうちに、愛情が芽生えてきたわけである。男親はだんだん父親になっていくというが、まさに、そういうわけであって、自分はそういう体験をさせていただいた。

私は男なので、当然おっぱいは出ないが、ミルクを作って飲ませる。娘が、一生懸命、ミルクを飲む。そのあと、満足げにスヤスヤ眠る。

なんかクセェな、と思ったら、娘がウンコしてた。おむつを替えてあげる。お尻を拭く。お尻とか、あのデリケートゾーンの拭き方とか、妻に教わりつつ、取り組む。これまで、大人のアノ部分しか見たことがなかった私は、ツルツルのあそこに衝撃を受けたものだ。表情には出さなかったけれど。

最初、サルみたいな、つかまった宇宙人みたいだった娘が、私の与えるミルク、妻の母乳ですくすく大きくなり、気が付いたら「大関!?」みたいにプクプクになって

正直、「うわ、ブッサw」って娘の将来を嘆いたが、

だんだん、髪の毛が伸びて、背も伸びて、縦に伸びてくると、だんだん女の子になっていく娘を見て、お世話した日々を思い出しつつ、可愛くなっていく我が娘を見て、私はロリコンになった。

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